南太平洋・トンガ沖の海底火山噴火の影響で流されて重なり合ったカキの養殖いかだ=17日午後、三重県鳥羽市

 南太平洋・トンガ沖の海底火山噴火の影響で、カキの養殖が盛んな三重県鳥羽市の生浦湾は、養殖いかだ約500床が流され、一部が破損する被害が出た。今は出荷の最盛期でもあり、養殖業者は復旧作業に追われている。

 「突然のことで困っている」。カキ養殖を営む吉川悟さん(74)は17日、カキの殻むきの手を休め、ため息をついた。津波注意報発令時は就寝中で、被害に気付いたのは朝だった。「気象庁がもう少し早く発表してくれれば、被害を減らすための準備ができたのに」。

 約3年前から海水温上昇で死ぬ貝が増え始めた。最近も多いと感じていただけに「津波が追い打ちを掛けた」と嘆く。

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