富山県が魚津市に整備する子ども向け施設の外観イメージ

富山県が魚津市に整備する子ども向け施設の内部イメージ

 ●事業費24億~28億円 初年度10万人を想定

 富山県は17日、魚津市の新川文化ホール敷地内に整備する子ども向け屋内レクリエーション施設に関する検討会(座長・西村幸夫東大名誉教授)を県庁で開き、施設の基本計画案を示し、おおむね了承された。新川地域のダイナミックな地形をイメージした遊具を設ける予定で、事業費は24億~28億円程度、初年度の来館者数は約10万人を想定する。開館時期は未定で、委員からは早期完成を求める声が相次いだ。

 基本計画案では子どもたちが屋上から滑り台で下に降りられるようにするほか、人工の壁面を登る「ボルダリング」が楽しめる空間を設ける。施設内には1階と2階をつなぐ大型遊具を設置し、建物全体を「遊び場」にしたい考えだ。

 延べ床面積は2千~2500平方メートル程度で、初年度の運営費は約1億円。ターゲットは幼児から小学校低学年までで、新川文化ホールと連携した施設にする。土日・祝日は開館し、平日に1日休館する。開館時間は午前9時から午後5時までが基本で、有料にするかどうかは今後検討する。

 これまでは仮称を「新川こども屋内レクリエーション施設」としていたが、「新川こども施設」に変更することも報告された。

 1、2月にパブリックコメント(意見公募)を行い、3月に基本計画を策定する。4月以降に民間活力の導入可能性調査を実施する予定で、具体的な運営手法を決める。

 会合では委員の村椿晃魚津市長がこれまでの検討会の意見が反映されていると評価し、魚津水族館などと連携した事業が必要とした。県内に生産拠点を持つYKKと協力して「ファスナールーム」を設けてはどうかとの提案もあった。

 一方で「すごくワクワクするが、いつ建つのかが気になる」などと早期完成を望む声が次々と上がり、新田八朗知事は「重く受け止めたい」と述べた。

無断転載・複製を禁じます