1区で東京五輪代表の田中(左)を引き離す五島=京都市(代表撮影)

ゴールする石川のアンカー猿見田裕香

 第40回都道府県対抗女子駅伝(16日・京都市のたけびしスタジアム京都発着コース=9区間42・195キロ)石川は1区(6キロ)の五島(ごしま)莉乃(資生堂、金沢市出身、星稜高OG)が区間賞の快走を見せた。区間記録にあと2秒と迫る好タイムで「石川県チームに今までたくさん支えていただいたので、チームのために恩返しということだけを考えていました。いい記録で走れてすごくよかった」と笑みを広げた。

 序盤から東京五輪1500メートルで8位入賞した兵庫の田中希実(豊田自動織機TC)と一騎打ちのレース展開へ。「田中さんと勝負をするには早い段階でペースアップをするか、早いペースで押していくかだなと考えていた」。3・5キロ過ぎでピッチを上げ、独走状態に入ると、田中に18秒の大差をつけて2区へたすきをつないだ。

 2017年大会から1区を任され、19年は7位、20年は8位。エースとして安定した成績で「チーム石川」をけん引してきたものの、本人にとっては不完全燃焼の思いが強かった。中止となった昨年の思いも背負っての快走に「恩返しがしたかったので」と充実した表情を見せた。

 昨年11月のクイーンズ駅伝は5区(10キロ)に出場し、1万メートルの日本記録保持者で東京五輪代表の新谷(にいや)仁美(積水化学)に1秒差をつけ、31分28秒で区間賞を獲得。五輪代表から相次ぐ「金星」奪取に、五島自ら目標に掲げるパリ五輪出場への期待も高まる。

  ●石川は32位

 石川は2区以降、順位が下がり、2時間22分55秒で総合成績は32位。それでも向田匡宏監督(七尾東雲高)は「中継所を1位通過したのも初めて。石川県で長距離選手を目指す子の大きな希望になる」と前向きだった。

  ●石川チームの区間成績

区間       走者              通過記録      区間記録

1区(6キロ)  五島 莉乃(資生堂)      18分41秒(1) 18分41秒(1)

2区(4キロ)  澤井 柚葉(筑波大)      32分56秒(24) 14分15秒(47)

3区(3キロ)  辻本ひまり(北星中)      43分15秒(28) 10分19秒(38)

4区(4キロ)  炭谷 綺乃(玉川大)      57分7秒(32) 13分52秒(37)

5区(4.1075キロ) 瀧田 はな(遊学館高)  1時間10分56秒(29) 13分49秒(25)

6区(4.0875キロ) 垣田  愛(鵬学園高)  1時間24分30秒(27) 13分34秒(16)

7区(4キロ)  谷口 ゆき(星稜高)   1時間38分10秒(28) 13分40秒(36)

8区(3キロ)  中川 新菜(津幡南中)  1時間49分28秒(33) 11分18秒(47)

9区(10キロ) 猿見田裕香(ユニバーサルエンターテインメント)  2時間22分55秒(32) 33分27秒(23)

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