工事が進む北陸新幹線細坪架道橋=10日、加賀市細坪町(小型無人機から)

工事が進む北陸新幹線加賀温泉駅=10日、加賀市作見町(小型無人機から)

 加賀市内で2024年春の北陸新幹線県内全線開業に向けた駅舎や橋の建設が着々と進んでいる。新幹線の鉄道橋として橋脚の間隔が国内最長となる「細坪架道橋」の土木工事が完成し、加賀温泉駅も進捗(しんちょく)率が70%に達した。工事のつち音とともに、開業を待つ市民の期待が高まっている。

 細坪架道橋は、国道8号をまたぐため橋脚の間隔が155メートルと長い。現在、新幹線鉄道橋で間隔が最長なのは青森市の三内丸山架道橋の150メートルだが、5メートル上回り、開業後には「日本一」となる。

 架道橋には、新幹線車両が通過する際に発生するたわみを抑制する「エクストラドーズド工法」と呼ばれる橋の構造を採用している。土木工事は昨年11月に完成し、来冬にはレールを敷く軌道工事と架線を張る電気工事も完了する見通しだ。

 上空から橋を見下ろすと、国道の両側に橋脚が建ち、その間を真っすぐ白いコンクリート橋が渡されているのが見て取れる。開業後、新幹線車両が行き交うようになれば、絶好の撮影ポイントとなりそうだ。

 ●紅殻格子湯の街の風情 温泉駅

 加賀温泉駅舎は9月に建築工事が終わる計画で、湯の街の風情を伝える紅殻格子(べんがらごうし)を模したデザインの外観が姿を見せている。

 デザインは「加賀の自然と歴史、文化を見せる駅」をコンセプトにし、待合室には加賀特有の赤瓦や県産材の柱などを採用する。

 鉄道建設・運輸施設整備支援機構の担当者は「工事はおおむね順調にきており、24年の開業に向けてしっかりと進めたい」と話した。

【ふるさと空撮動画】加賀市内の北陸新幹線細坪架道橋、加賀温泉駅

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