試験開始を待つ受験生=15日午前9時15分、金大角間キャンパス

試験会場に向かう受験生=15日午前7時40分

 コロナ下で2度目の実施となる大学入学共通テスト初日の15日、石川県内では8大学12会場で受験生が試験に臨んだ。県内の出願者数は昨年より99人多い5684人。新型コロナウイルスの「オミクロン株」の急拡大を受け、各試験会場では感染防止対策を徹底、受験生も全員マスクを着用し、緊張した表情で問題を解いた。県内では午前中、積雪や交通の乱れによる試験開始時間の遅れといった混乱はなかった。

 各会場では入退出ごとの消毒液利用や鼻と口を確実に覆うマスクの着用を求めた。換気のため、上着を着て試験を受ける生徒もいた。

 県内最多の3009人が受験する金大角間キャンパスでは、午前7時ごろから臨時バスなどを利用した受験生が会場に姿を見せた。星稜高の大田晃平さん(18)は「緊張せず、今までの成果を発揮したい」と話し、試験室へ急いだ。

 JR金沢駅のバス乗り場には参考書を片手にバスを待つ受験生の列ができた。二水高の根岸竜大さん(18)は「昨夜は早く寝て体調を整えた。勉強の成果を出したい」と意気込んだ。

 北陸鉄道(金沢市)は金大角間キャンパス、金沢学院大、金沢工大行きの臨時バスを運行した。角間キャンパス行きは臨時便24本を運行し、始発の午前6時45分を20分前倒して出発した。定期便と合わせて約千人が利用した。

 15日は地理歴史・公民、国語、外国語、16日は理科と数学を実施する。外国語のうち、英語はリスニングを課す。

 ★大学入学共通テスト 大学入試センター試験の後継として2021年1月に初めて実施された。初回は約48万人が受験し、大学や短大計866校が利用した。センター試験同様、全てマークシート方式で解答する。22年度から実施される高校の新学習指導要領に対応するため、25年1月の共通テストから、現行の6教科30科目を再編して新たに「情報」を加えた7教科21科目となる。

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