幕開けとともに愛好者が訪れた北國花展の会場=15日午前10時、金沢市の金沢エムザ8階催事場

開場式では開幕を祝う二重奏が披露された=15日午前9時40分

 第47回北國花展「伝統と現代」(北國新聞社主催、石川県いけ花文化協会協力)は15日、金沢市の金沢エムザ8階催事場で開幕した。「生け花王国・石川」の実力を示す伝統花、現代花の力作が競演し、来場者はコロナ下に心を和ませ、春の兆しを感じ取った。

 北國花展は、北陸最高水準の選抜花展として1976(昭和51)年から毎年開催されている。今回は前後期合わせて13流派の163人が出品する。

 1年のスタートとなる花展には、「希望」「再生」「明日へ」など、明るい未来への希望を託した意欲作が寄せられ、新春にふさわしい華やいだ雰囲気が会場を包んだ。

 全期間展示される北國芸術賞受賞者の西保淳甫さん(嵯峨御流)、蓮覚寺光敬さん(草月流)、市村理優さん(古流華之枝会)、廣岡理樹さん(古流柏葉会)、前田由翠さん(池坊)の大作5点や、特別大作の5点が風格を漂わせた。

 開場式で、県いけ花文化協会会長の飛田秀一北國新聞社会長は「時節柄、例年に比べて静かな生け込みで、今年ならではの風景の中に皆さんの熱意を感じた。皆さんの作品を楽しみに拝見したい」と出品者に敬意と感謝を示した上で、今年のにぎわいが来年につながるよう期待を込めた。

 田中新太郎副知事、山野之義金沢市長が祝辞を述べ、バイオリンとビオラの二重奏が開幕を彩った。

 金沢市のANAホリデイ・イン金沢スカイでは開催記念パーティーが開かれた。県いけ花文化協会理事長の砂塚隆広北國新聞社専務があいさつ、熱田隆明金沢エムザ社長の発声で乾杯し、出品者らが交流した。

 前期は18日まで。後期は20~23日。19日は後期展生け込みのため休み。入場料は700円で、中学生以下は無料となる。

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