斉藤国交相(左)に地図の説明をする姫野さん

大臣賞を受けた姫野さんの作品=国土交通省

 ●「集中豪雨からまちを守れ」 地下の備え、立体で再現

 国土地理院などの「第25回全国児童生徒地図優秀作品展」の表彰式が12日、国土交通省で行われ、最高賞の国土交通大臣賞に輝いた富山市堀川小6年の姫野理央さん(12)に賞状が贈られた。地図が好きという姫野さんは「災害が多いので、富山ではどういう対策がされているかを伝えたかった。来年も取り組みたい」と意欲を語り、斉藤鉄夫国交相は「本当に素晴らしい作品だ」とたたえた。

 姫野さんの作品は「集中豪雨からまちを守れ! 松川雨水貯留施設のはたらき」と題し、富山市中心部の地図を立体的に表現し、市が地下に整備した雨水の貯留施設を可視化して役割を伝えている。市の担当者にインタビューして施設について調べ、貯留管の機能によって色分けしたり、太さを変えたりして表現した点が評価された。

 表彰式では、姫野さんが斉藤氏から賞状を受け取り、作品を紹介した。斉藤氏から難しかった点を聞かれると、「どうやって立体にするかを考えるのが難しかった。中心部の地図を色分けするのも大変だった」と話した。

 ●「ノーベル賞とってね」

 斉藤氏は地図を見ながら「富山中部高校がありますね、ノーベル賞をもらった田中耕一さんの出身でしたね。ノーベル賞とってね」と語りかけた。

 主催した全国児童生徒地図作品展連絡協議会の大西宏治副会長(富大人文学部教授)が作品を解説した。

 同行した父の大(まさる)さん(53)は「毎日のように地図を見てる。好きなことで評価されて良かった」と喜んだ。姫野さんは自分の作品の出来栄えを80点と評価し「3年生から続けてきた。成果が出て良かった」と話した。

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