モンゴル代表監督の就任決定後、大塚監督の元には多くの富山県民や地元企業から支援の申し出があった。富山銀行の中沖雄頭取は知り合いの社長の会社で勤務するモンゴル人社員の父が同国オリンピック委員会の会長を務めていることから、その社員と大塚監督の橋渡し役となった。

 9日に早速その社員、委員を務める兄とオンラインで会話すると、2人から「『大変失礼ですが、モンゴル人みたいな顔ですね。大丈夫』と言われた」。大塚監督は苦笑いしながら振り返り、異国の地で人脈を広げる機会を喜んだ。

 3月にバングラデシュ、モーリシャスの各代表との試合を控え、6月からはアジアカップ予選もある。「さまざまな県民に支えられている。みんなから愛されるチームにし、サッカーの楽しさを多くの人と共有したい」。長年の夢をつかんだ名将は、少年のように新天地での挑戦に心をときめかせている。

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