バッティングを指導する冨岡投手(左)=黒部市総合体育センター

プロ野球での活躍に意欲を示す川村外野手(右)=黒部市役所

 黒部市出身の野球選手2人が5日、ふるさとで来季に向け気合を込めた。米大リーグ・アスレチックス傘下のマイナー、1Aランシングの冨岡聖平投手(25)=桜井高OB=は子どもたちに米国仕込みの技を指導、プロ野球・西武の川村啓真外野手(22)=國學院大、桜井中OB=は市役所で入団を報告。それぞれ自身を育んだ地で大リーグ挑戦2年目へ、プロ野球選手として迎えるシーズンへと気持ちを高めた。

 ●小中学生に技術指導 大リーグマイナー 冨岡投手

 冨岡投手を講師に迎えた野球教室は、黒部市総合体育センターで開かれ、市内の小中学生約50人が投球、打撃技術や体作りを学んだ。

 市体育協会が冬季の効果的な練習法を身に付けてもらおうと体育センターの「2022新春フェスティバル」の一環として企画。冨岡投手はウオーミングアップで子どもたちと一緒にスキップやダッシュ、ストレッチを繰り返し、「1本1本集中して」「動作はしっかり、ゆっくりと」などと細かくアドバイスした。

 投球動作を良くするため全員でドッジボールを投げ、ボールを一つから二つに増やして行ったドッジボールの試合では、冨岡投手もコートを駆け回った。ティーバッティングでは「ナイス」「いいね」と1打ごとに声を掛けて励ました。

 冨岡投手は冬の間、県内でトレーニングをして過ごしており、春には渡米する。

 フェスティバルでは、温水プールやランニング走路など施設が無料開放され、正月遊びコーナーなどが設けられた。来場者に温かいうどんが振る舞われた。

 ●「今年中に一軍出場」 西武 川村外野手

 育成4位指名で西武に入団の川村外野手は、黒部市役所を訪れ、大野久芳市長らと懇談した。川村外野手は「今年中には支配下登録を勝ち取り、一軍の試合に出場する」と意気込みを示した。

 川村外野手は1日に市内に帰省してからあいさつ回りをする中で多くの人から応援されたとし、「期待されていると実感した。結果で恩返ししたい」と力を込めた。首脳陣に対しては、得意としている打撃の確実性を上げながら、守備や走塁でもアピールするとした。

 大野市長は「市民4万人の応援を力にして頑張ってほしい」と激励。市少年野球協会の会長を務め、川村外野手を小学生時代から知る木島信秋市議会議長は「当時からセンスがあった。これからは小学生の憧れの的になってもらいたい」と期待を寄せた。川村外野手は大野市長にサインボールと色紙を贈った。

 川村外野手は6日に西武の寮に入寮し、8日からの新人合同自主トレ、2月1日のキャンプに臨む。

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