ゲームソフト「R―TYPE FINAL2」のジャケット(©Granzella Inc.)

商品が返礼品になっているマルガージェラート野々市店=野々市市野代1丁目

  ●山海の幸はないけど…最高の前年度超え

 野々市市がふるさと納税の返礼品に知恵を絞り、寄付額を増やしている。山や海がなく、一般的な返礼品として人気の山海の幸や伝統工芸品はないものの、市内の企業が手掛ける家庭用ゲームソフトや人気店のジェラートなど、個性的な品で好調に寄付を集め、2021年度の寄付額は11月末時点で1335万円(976件)となり、過去最高額だった20年度の1117万円(651件)を上回った。

 返礼品のゲームソフトは野々市市末松3丁目の「いしかわ大学連携インキュベータ」に入居する「グランゼーラ・ゲームスタジオ」が制作した。

 シューティングスタイルの「R-TYPE FINAL2(アールタイプファイナル2)」で、21年4月の発売に合わせて返礼品に選んだ。ソフトは発売以来、日本だけでなく、北米、欧州、韓国、香港、台湾で10万本を売り上げている。

 同市野代1丁目に店舗を置く「マルガージェラート」のジェラート詰め合わせも10月から新たに返礼品にした。同店の店主は10月下旬に開かれた世界一のジェラート店を決める大会で優勝しており、2カ月で約30件の申し込みがあった。

 このほか、珍しい返礼品として、市内で開かれるドローン講習の受講券が99万円の寄付で選択でき、最近になって1件の申し込みがあった。

  ●1位はチャンカレ

 同市は20年9月に県内の自治体では最も遅く返礼品を導入。21年度の返礼品の人気は1位がチャンピオンカレー(同市)のレトルトセットで約450件、2位がコストコ野々市倉庫店の会員入会費クーポンで約250件と続き、ゲームソフトは約150件で3位に入った。

 市総務課の担当者は「一般的に人気の高いカニや牛肉などの返礼品は野々市にないけれど、野々市ならではの返礼品で市の魅力を知ってもらえるよう努めたい」と話した。

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