地元の家族に手を振って別れを惜しむ帰省客=富山駅

 年末年始を富山県内で過ごした人のUターンラッシュが3日、ピークを迎えた。富山駅では土産やキャリーバッグを持った大勢の帰省客が、「また来るね」とふるさとの家族との別れを惜しんだ。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年ぶりに帰省した人が多く、祖母と離れるのが寂しくて泣きだす子どもや、親族一同でホームまで見送りに来る姿も見られた。

 JR西日本金沢支社によると、指定席は金沢発東京行きの北陸新幹線「かがやき」「はくたか」の計29本が満席。在来線特急も大阪方面行きのサンダーバード18本、名古屋方面行きのしらさぎ10本が満席だった。

 自由席乗車率は午後4時現在の速報値で東京、大阪、名古屋の各方面に向かう北陸新幹線3本、サンダーバード7本、しらさぎ2本で100%を超えた。

 2年ぶりに5歳の長女、フランス人の夫と実家のある富山市に戻ったリカール朱美さん(36)=大阪府=は「家族とはずっとオンラインでの会話だけだったので、子どもの成長をじかに見せることができて良かった」と笑顔。両親やきょうだい家族にホームで見送られ「もっとゆっくりしたかった。あっという間だった」と名残惜しんだ。

  ●冬型再び強まる

 3日の富山県内は寒気の影響で曇り空が広がり、平野部で雨、山間部で雪が降った。緩んだ冬型の気圧配置は4日にかけて再び強まり、大気の状態も不安定になる見込み。富山地方気象台は落雷や海上での強風に注意を呼び掛けている。

 最低気温は午後6時時点で、上市氷点下0・4度、八尾同0・1度など全10観測地点で前日より2・1度~8・3度高かった。

 県警によると、県内では3日午前8時半までの24時間でスリップ事故が11件発生。けが人はいなかった。

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