東京マラソン出場権の当選通知を確認する山下さん(右)=野々市市粟田4丁目

本番に向け、練習する細田さん=金沢駅もてなしドーム

  ●抽選結果を通知

 金沢マラソン組織委員会は3日までに、昨年10月31日に開催された第7回大会(石川県、金沢市、北國新聞社など主催)の完走者の中から抽選で3人に、2023年の東京マラソンの出場権当選を通知した。両大会の連携協定に基づく取り組みの一環となる。倍率3千倍超の出場切符を手にした3人は「高層ビル群や観光地を見ながら走るのが今から楽しみだ」と本番を心待ちにしている。

 2年ぶりに開かれた金沢マラソンの第7回大会には全国各地から9843人が参加し、制限時間の7時間5分以内に全体の96・1%に当たる9457人が完走した。東京マラソン出場権の抽選倍率は3152倍に上った。

 金沢市西金沢3丁目の看護師細田夕子さん(43)は昨年12月末、当選通知を郵送で受け取った。これまで東京マラソンに出場したことはなく、「いつか出たいと思っていたので本当にうれしい」と声を弾ませた。

 細田さんはランナーらのさまざまな足のトラブルに助言するフットケア指導士としても活動している。「今年の第8回大会にも参加したい」と話し、自宅から金沢駅を通り、ひがし茶屋街に至る練習コースで調整を続けている。

 「まさか当選すると思わなかったので、びっくりした。東京の街並みを楽しみながら走りたい」。野々市市粟田4丁目の公務員山下悠佑さん(31)は当選に驚き、初出場となる東京マラソンのコースに思いをはせた。

 クロスカントリースキー選手として活躍した山下さんは、オンライン大会を含めて金沢マラソンの全大会に出場しており、今年もエントリーするつもりだ。

 兵庫県明石市在住の会社員山内浩史さん(57)は当選通知を受け「金沢マラソンに出場して東京にも出られるなんて思ってもいなかった。これからも金沢の大会に出たい」と喜んだ。

 東京マラソンは3万人以上の市民ランナーと国内外のトップ選手が参加し、規模、レベルともに日本屈指の大会。新型コロナの影響で21年10月の大会が22年3月に延期された。当選者3人は23年3月5日に開催される次回大会に出場する。

 金沢マラソン組織委と東京マラソン財団が21年5月に協定を結び、金沢の完走者に対して東京の出場権が贈られることになった。

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