3回目接種の前倒しについて説明する新田知事=富山県庁

 富山県の新田八朗知事は28日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種の前倒しに向けて、市町村と調整を進めていることを明らかにした。国の方針を受け、医療従事者や高齢者施設の入所者らを対象に、2回目との接種間隔を従来の8カ月から6カ月に短縮する。来年2月以降、そのほかの65歳以上高齢者の間隔は7カ月に短くする。

 同日の定例記者会見で記者団の質問に答えた。新田知事は7月までにワクチンを2回接種した県内の医療従事者や高齢者は約31万8千人で、国から供給される米ファイザー製と米モデルナ製のワクチンを合わせて前倒しに対応できると説明した。市町村や医療機関と接種体制の見直しを図り、接種券の発送時期は各市町村の足並みがそろうよう調整しているとした。

 新田知事は、厚生労働省の資料では1、2回目と異なるワクチンを打つ「交差接種」を含め、3回目接種の安全性や有効性が紹介されているとし、「3回目接種の前倒しについて、富山県でもできるだけ対応したい」と述べた。

 新変異株「オミクロン株」については、引き続き不織布のマスク着用、手指消毒、換気などを徹底し、交流が増える年末年始に向けて注意を呼び掛けた。

 ワクチン接種の前倒し、検査体制の強化、飲み薬の3点を大きな対策として挙げ、「オミクロン株と対峙(たいじ)して感染を防ぐとともに社会経済活動を回していきたい」と強調。コロナ対策を進めながら、地域活性化を図ることに意欲を示した。

無断転載・複製を禁じます