SO戦に敗れうなだれる石動の選手=岐阜県各務原市の川崎重工ホッケースタジアム

 SO戦で敗退が決まった瞬間、両膝に手をついてがっくりとうなだれた。先制点を奪った丸山選手は「決めるところで決めきれなかった」と悔やみ、真っ先にGKに駆け寄って悔し涙を流した。

 試合前にチームメートと約束した。「私が先制点を取る」。攻撃の要として、初戦の2回戦も準々決勝も、先制点を奪ってきた。「調子が良かったリバースシュート」を武器に強気で攻め込み、有言実行した。

 同点にされても「マイナスな気持ちにはならなかった」と振り返る。3年生が前向きな言葉をかけ続けてくれたからだ。

 試合後、大粒の涙をこぼす林真魅衣主将(3年)から「自分たちができなかった3冠(インターハイ、国体、選抜)を達成してほしい」とのエールを受けると、横でうつむいていた丸山選手の目に力がこもった。

 「にこ」の名には、いつも笑顔でいてくれたらとの思いが込められている。顔を上げるとにっこり笑い、「3年生に頑張ってほしいって言われたから。来年はこの悔しさを晴らす」。再び約束を果たしにいく。

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