クラスターが発生した千木病院

 石川県は21日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した金沢市千木町の千木病院で、新たに患者16人が感染し、患者1人が死亡したと発表した。感染は複数のフロアで確認され、計33人。県指標では直近1週間の新規感染者数が33人に上昇し、10月8日以来となるステージ2・感染拡大注意報相当に上がった。県内の感染者の累計は8003人。

 県内の医療機関で30人以上の感染が確認されたのは4月に44人の陽性が判明した小松市民病院のクラスター以来となる。

 県は千木病院の患者約500人、職員300人を全員検査する。感染が分かった19日以降、千木病院の患者と職員計約800人のうち343人の検査を実施した。残りの患者約200人、職員約250人は22日までに調べる。

 死亡したのは20日に感染が公表された金沢市の90歳以上の女性で、以前から重篤な疾患で入院していた。感染した患者29人は60代以上で中等症15人、軽症10人、無症状3人、非公表1人。このうち20人がワクチン未接種だった。

 20日に判明した中等症6人は県立中央病院などに転院した。その他の患者は千木病院で重症化を予防する中和抗体薬を投与した。

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