来年の干支の寅やトラの仲間にちなんだ九谷焼の作品=能美市のいしかわ動物園

 能美市のいしかわ動物園に10日、同市の県九谷焼技術研修所の研修生と卒業生による作品が届けられた。来年の干支(えと)「寅(とら)」やネコ科の動物をテーマにした置物と絵皿で、15日から園内の学習センターに展示し、九谷焼と園の人気者たちとのコラボ作品を来園者に楽しんでもらう。

 両施設による恒例企画で、今年で7回目となった。研修生は本科の2年生12人が置物を1点ずつ出品した。絞り出した絵の具で線や点を立体的に表現する伝統技法「デコ盛り」に全員が取り組み、園のトラやライオン、ヒョウなどを個性的な色合いで表情豊かに仕上げた。

 何度もスケッチに通ったという労作ぞろいで、ユキヒョウを鮮やかな青色で表現した川北真優さん(23)は「『スカイ』という名前からイメージした。色濃く仕上がったので迫力が出た」と出来に納得の表情を見せた。トラの置物を出品した沼上千尋さん(35)は「想像したのは飢えた野生のトラ。生きる強さを出すため、痩せ気味で目つきも鋭くなるよう心掛けた」と紹介した。

 卒業生10人はトラの飾り皿を計11点寄せた。迫力を感じさせる写実的作品のほか、洒脱(しゃだつ)な漫画的表現の作品もある。

 15日~1月3日に卒業生の作品、同5~24日に研修生の作品をそれぞれ展示する。

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