日銀の雨宮正佳副総裁は8日、徳島市で講演し、新型コロナウイルスの経済への影響について、新変異株「オミクロン株」の感染拡大などで「まだまだ先行きを見通せる状況にはない」と述べ、景気の先行きは「極めて不確実性が高い」と強調した。

 景気の下振れリスクとして、個人消費の持ち直しに不透明感が残ることや、世界的な部品不足による製造業への影響長期化を挙げた。中国経済についても、不動産分野の債務問題に加え「中長期的な成長力低下が懸念されている」と説明した。

 コロナ禍で打撃を受けた中小企業の資金繰りの環境は、「一部で厳しさが残っている」と指摘した。

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