石川の人々との出会いを振り返る常盤さん=金沢市内の料理店

  ●北國新聞政経懇話会12月例会

 北國新聞政経懇話会の12月例会は7日、金沢市橋場町の金城樓で開かれ、俳優の常盤貴子さんが「石川を旅して~人柄こそ文化財」と題して講演した。加賀友禅の着物姿で登壇した常盤さんは、ドラマのロケや旅で石川の人々と触れ合った日々を振り返り「加賀百万石のおもてなしの精神は、石川を象徴している」と実感を込めた。

 輪島市などでロケが行われたNHK連続テレビ小説「まれ」で主人公の母親役を演じ、プライベートでも能登に足を運ぶようになったという常盤さん。2017年に初めて開催された奥能登国際芸術祭(北國新聞社特別協力)では、俳優の仲間由紀恵さんらと2日間で全作品を「制覇」した逸話も明かした。

 土地の風土や気候を肌で感じ、役作りにも生かしてきたという。コーヒー好きで「珠洲のコーヒーをいただく時は珠洲焼で淹(い)れたい」とのこだわりも見せた。

 石川の工芸については、「お仏壇がすごい。先祖を大切にしている土地なんだろうなと感じる。『能登はやさしや土までも』と言いますが、石川の『やさしさ』につながっているような気がして、もっと知りたい」と関心を示した。

  ●小松弥助に「感動」

 金沢では、すしの名店「小松弥助」も訪れ、もてなしに「涙が出そうになり、幸せな一日になった」と話す。タクシー運転手の優しさにも触れ「こんな場所、ほかにないです。感動しました」と強調した。

 普段から新聞を読む時間を大切にしていることも話題に。「ふと飛び込んでくる記事に、出合いがある。とてもドラマチックだと思う」。興味を持った記事をスクラップし、夫婦で共有していることも話した。

 フリーアナウンサーの平山貴人さんが聞き手を務めた。

 講演後は、北國新聞政経懇話会の納会が開かれ、飛田秀一北國新聞社会長、谷本正憲知事があいさつし、山野之義金沢市長の発声で乾杯した。

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