土塀に薦を取り付ける職人=4日午前11時5分、金沢市の長町武家屋敷跡

 金沢市の長町武家屋敷跡で4日、土塀を雪から保護する「薦(こも)掛け」作業が始まった。雨の中、職人が着々と作業を進め、城下町の冬支度を整えた。

 薦は稲わらで作られており、土に染み込んだ水分の凍結や雪の付着によって土塀が傷むのを防ぐ。幅は約3・6メートルで、高さは95センチ。石川県造園業協同組合の職人や金沢職人大学校の研修生ら約30人が土塀の腕木に縄で結んでつるし、観光客が作業を見守った。

 薦掛けは5日も行われ、先月末に修繕工事が完了した大野庄用水沿いの土塀など延長約1・1キロに取り付ける。来年3月中旬に取り外す。

  県内冷たい雨

 4日の県内は冬型の気圧配置となり、冷たい雨が降った。正午までの最高気温は金沢9・4度、輪島8・6度で12月下旬並みだった。大気の状態が不安定なため、金沢地方気象台は落雷や竜巻、突風に注意を呼び掛けている。気象台によると、加賀の山地で一部、雪が降っており、4日午後6時までの12時間降雪量は最大3センチを予想する。5日は次第に高気圧に覆われ、曇り後晴れとなる。

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