エゴマを栽培する農地=富山市塩

  ●6事業者が連携

 富山市は15日、特産化に取り組むシソ科の薬用植物「エゴマ」のテークアウト商品を集めたマルシェを、富山駅南北自由通路で初開催する。エゴマの活用に積極的な市内の飲食店や農協など6事業者が協力し、気軽に食べられる菓子や総菜などをそろえる。会社や学校帰りの駅利用者が多い時間帯に合わせてエゴマをPRし、多彩な加工品を通じて味や香り、食感の魅力を伝える。

 「エゴマルシェ」と銘打ち、エゴマの実や葉を使ったシフォンケーキやクッキー、ギョーザ、弁当などの販売を予定する。地元飲食店の総菜を集めたイベント「そうざいバンザイ!」との同時開催で、午後4~7時に出店ブースを並べ、エゴマを幅広い人に味わってもらうきっかけとしたい考えだ。

 エゴマは栄養価の高さから「畑の魚」とも呼ばれ、もともと大沢野や八尾、山田地域の中山間地などで栽培されていた。市は特産化を目指し、栽培技術の確立やスマート農業導入の実証事業を進めながら、エゴマ料理の教室やコンテスト、タレントで「富山えごま伝道師」のパークマンサーさんとの収穫体験などを通じて認知度向上にも力を入れる。

 市によると、エゴマ商品を扱う地元店舗から、新型コロナウイルスの影響で客足が減り売り上げが落ちているとの声が聞かれるという。担当者は「エゴマ商品を手に取ってもらう機会を新たに設けて事業者を支援し、おいしさのアピールにもつなげたい」と話した。

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