●かほくで6月、事故申告せず

 かほく市ののと里山海道で6月、「あおり行為」をして事故を起こさせ、相手の運転手にけがを負わせたとして、津幡署と石川県警交通指導課は2日、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)と道交法違反(事故不申告)の疑いで、志賀町の会社員男性(44)を金沢地検に書類送致した。県警によると、会社員男性は「相手の車と交通トラブルがあった」という趣旨の供述をし、容疑を認めている。

 送検容疑は6月28日午後4時半ごろ、かほく市遠塚ののと里山海道で乗用車を運転中、岐阜県の20代男性の乗用車に著しく接近し、急ハンドルを切らせて中央分離帯の金属製のガードロープに衝突させ、けがを負わせた疑い。20代男性は首や腰に軽傷を負った。

 現場は片側2車線の直線道路で、2台とも金沢方向へ走行していた。

 県警によると、会社員男性は追い越し車線で前方にいた20代男性の車に道を空けさせようと、クラクションを鳴らしたり、パッシングをしたりして追走。20代男性が走行車線に移った際に急に幅寄せしたことで、驚いた20代男性が操縦不能となり、車はスピンして衝突した。会社員男性は事故を申告せず走り去った。

 県警は複数のドライブレコーダーの映像を解析し、急に幅寄せした行為を「あおり」と認定した。

 県内では、2019年5月、白山市の北陸自動車道で「あおり行為」をして、三輪自動車の男性を死亡させたとして、JR西日本の男性社員(44)が自動車運転処罰法違反(危険運転致死)の罪で起訴され、金沢地裁の裁判員裁判で公判中となっている。

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