荒々しく波が打ち付ける港内=志賀町の領家漁港

 1日の石川県内は冬型の気圧配置で強風が吹き、最大瞬間風速は羽咋27・0メートル、金沢25・4メートル、かほく23・3メートルに達した。大しけとなり、金沢地方気象台は波浪警報を出した。志賀町の領家漁港には高波が押し寄せ、冬の海らしい荒々しい音を響かせた。

 強風の影響で、宝達志水町小川では倉庫のトタン屋根の一部が飛ばされ、羽咋市千里浜町の市道でカーブミラーが折れた。穴水町川島の県道七尾輪島線では倒木が確認され、金沢市新神田4丁目では電線の一部が切れた。けが人はいなかった。

 小松空港では福岡便2便が欠航し、羽田便と福岡便各1便に遅れが出た。1日から認定が始まった県漁協能都支所(能登町)の地域ブランド「宇出津港のと寒ぶり」は、しけのため水揚げは無かった。志賀町福浦港では岩のり採りが解禁されたが、住民は採取を見合わせた。

 金沢地方気象台によると、県内は2日も荒れた天気になる。波の高さは加賀、能登ともに6メートルを予想し、山間部は雪の可能性がある。中日本高速道路は、2日朝方にかけて北陸自動車道金沢森本―朝日ICなどで降雪が予想されるとして、冬用タイヤ装着やチェーンの携行を呼び掛けた。

  ●金沢11月日照時間、史上2番目の長さ

 気象台がまとめた11月の県内の天気によると、金沢の日照時間は143・0時間で、11月としては観測史上2番目に長かった。輪島は109・2時間で、平年をやや上回った。

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