強風の中、傘を握りしめて歩く人=1日午前8時、金沢市本町1丁目

 1日の石川県内は、前線を伴う低気圧の影響で雨や風が強まった。正午までの最大瞬間風速は羽咋24・6メートル、金沢23・7メートル、かほく21・5メートルに達した。金沢地方気象台は県内に波浪警報を出した。

 午前10時53分ごろ、金沢市木曳野3丁目のファッションセンターしまむら木曳野店で、高さ約5メートルにある雨どいが「強風で落下しそうだ」と従業員が119番通報した。消防隊がロープで雨どいを屋根に固定して対処した。穴水町川島の県道七尾輪島線では倒木が確認された。

  ●しけで出漁できず

 県漁協能都支所(能登町)の地域ブランド「宇出津港のと寒ぶり」は認定初日の1日、しけのためほとんどの船が出漁できず、ブランド認定はお預けとなった。

 のと寒ぶりは毎年12月から翌年1月に能登町沖の定置網に入り、宇出津港で競りに掛けられた重さ10キロ以上の質の良いブリを認定する。1日未明は風雨が強く、同町沖の大型定置網7カ所のうち、6カ所が出漁を見合わせた。残り1カ所もブリの水揚げは無かった。過去10年でブランド認定初日に出漁できなかったのは初めて。

 志賀町福浦港でも岩ノリ採りが解禁されたが、朝から風が強く、波も高いため、磯に出る人は見られなかった。

  ●2日にかけ大気不安定

 金沢地方気象台によると、2日にかけて県内は大気の状態が不安定になる見込み。波の高さは、1、2日いずれも加賀、能登ともに6メートルを予想する。

 山間部では雪の可能性があり、12時間降雪量は1日午後6時までに加賀南部の山地で最大5センチ、1日午後6時~2日午前6時に能登の山地で最大3センチ、加賀の山地で最大20センチを見込む。

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