来園者に親しまれた「ブロトス」(いしかわ動物園提供)

 いしかわ動物園(能美市)は30日、26歳のオランウータンの雄「ブロトス」が死んだと発表した。特技の綱渡りで「絶対に落ちない」ことにあやかって製作された合格祈願バッジが人気を集めるなど、開園以来22年間、県民に親しまれた。

 同園によると、ブロトスは1995年にマレーシアのボルネオ島で生まれた。99年に4歳で同園に来て、人懐っこい性格やブランコに乗る姿で人気者となった。

 11月初旬から食欲や活動量が落ち、治療を続けていた。29日午前8時20分ごろ、死んでいるのが見つかった。

 同園は13日まで類人猿舎の屋内展示場に献花台を設置する。

 オランウータンの寿命は50歳と言われ、ブロトスは人間でいう40歳くらいに当たるという。大井毅飼育課長は「まだ若かったが、立派に成長してくれた。長い間ありがとう。ご苦労さまでした」と話した。

 同園で開園以来飼育しているのは25歳の雌のオランウータン「ドーネ」、チンパンジー3頭、アジアゾウの「サニー」の合わせて5頭となった。

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