大平さんが主演したショートムービーの一場面

泊高のショートムービーについて語る大平さん(右)と坂本監督=朝日町文化体育センターサンリーナ

 泊高(朝日町道下)が今年度末で閉校するのに伴い同町が記念として企画したショートムービー2本が25日、町文化体育センターサンリーナで開かれた教育講演会で披露された。町出身の女優大平有沙さん(26)、同校最後の3年生らが出演し、映画監督の坂本欣弘(よしひろ)さん(35)=富山市=が製作、生徒や町関係者は「いい思い出としてずっと残るすてきな作品になった」と満足げだった。

 大平さんが主演した「私の未来はここにあった編~私の夢はここから始まったんだ」は、観光ガイドとして働く卒業生が閉校を知って母校を訪ね、思いをはせる内容。泊高生3人が出演した「未来に残す今を発信編~来年校舎を見に行こうよ、約束だよ」は、各教室を歩いて回りながら思い出を振り返る。いずれも約5分の短編となっている。

 教育講演会には朝日中の211人、泊高の82人が参加した。上映後、坂本監督、大平さんが登壇し、作品について語った。坂本監督は通常の映画製作時とは違って今回はカメラ撮影、編集まで手掛けたとし、「気持ちを込めて作った。いい記念として残ればうれしい」と話した。大平さんは自身の高校時代を振り返り「人生の中でもキラキラ輝いている時期。今、この時を大切にしてほしい」とメッセージを送った。

 ●監督「夢を持ち続けて」

 作品は動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開、町ホームページからアクセスできる。

 作品上映に先立ち、坂本監督が「私が映画監督になるまで」と題し、講演した。坂本監督は大学に入るまではプロバスケットボール選手を夢見ていたものの、岩井俊二監督の映画を見て監督になることを決意、「周囲から猛反対されたが、『監督になる』と言い続けることで人の縁ができ、夢がかなった」と夢を持ち続け、アピールする大切さを訴えた。

 教育講演会は朝日中、泊高の中高連携推進事業として1999年から実施してきたが、泊高閉校に伴い今回が最後の事業となった。

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