知事選出馬を正式表明する馳氏=金沢市内のホテル

 自民党の馳浩元文部科学相(60)は22日、金沢市のホテル日航金沢で会見し、来春の石川県知事選に立候補する意向を正式表明した。馳氏は谷本県政の「継承と発展」を掲げ「県民一人一人の幸福度を高めていきたい。本当の意味で地方創生の実現を目指す」と決意を語った。

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 馳氏は具体的な政策ビジョンとして、デジタル化やグリーン化の推進などを掲げた。石川の強みとして高等教育機関の集積に触れ、「中小企業と大学をつなぐことも積極的にやっていきたい」と語った。

 馳氏は小矢部市出身、専修大文学部卒。星稜高の国語教諭だった1984年にレスリングでロサンゼルス五輪に出場し、その後プロレスラーに転向。95年の参院選で初当選した。2000年に衆院石川1区にくら替えし、当選7回。15年には文部科学相を務めた。

 知事選を巡っては、馳氏が今年7月、出馬の意思を明らかにし、現職の谷本正憲氏(76)=7期=が今月17日に今任期限りで退任する意向を表明。その後、山野之義金沢市長(59)=3期=が出馬に意欲を示したほか、一部に山田修路参院議員(67)=2期=を推す声もある。

  自民県連に推薦願 26日に役員会

 馳氏は会見に先立ち、金沢市の石川自由民主会館に自民党県連の岡田直樹会長ら役員を訪ね、知事選の推薦願を提出した。県連は26日に役員会を開き、取り扱いについて協議する。

 終了後、岡田氏は「馳氏以外にも動きがあることは聞いているが、県連に確たる話をいただいているわけではない」とし、正式な表明や申し入れがあった段階で議論の対象とする考えを示した。

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