15日から休業している道の駅「内灘サンセットパーク」=内灘町大学1丁目

 内灘町の道の駅「内灘サンセットパーク」が18日までに長期休業に入った。指定管理者の五郎島農園(同町)の代理人弁護士によると、同社は自己破産の準備に入り、町に指定管理の解除を申し出た。コロナ禍で経営が悪化したとみられ、物販や食堂の施設は15日から休業している。

 町によると、内灘サンセットパークは2007年3月に道の駅に登録された。土産や野菜などの物販や食堂、カフェがある平屋建ての地域振興施設、約50台分の駐車場、トイレがある。施設や土地は町が所有している。

 五郎島農園は16年度から指定管理者となった。町によると、飲食や買い物をした人は同年度が7万人台だったが、昨年度は4万人台に減少した。

 指定管理の期間は来年3月末までだったが、同社は今月12日、町に解除を求め、町は15日に取り消した。駐車場やトイレ、電気自動車の充電施設は利用できる。

 18日、施設に立ち寄って貼り紙で休業を知った金沢市の会社員男性(32)は「仕事で内灘へ来た時はよく利用する。早く再開してほしい」と話した。町の担当者は「営業に空白ができ、利用者に不便をかけて申し訳ない」と述べた。

 全国での道の駅の破綻について、道の駅を登録する国土交通省は「把握していない」としている。

  ●町、次の候補業者 議案提出の予定

 町は来年度からの指定管理候補者を公募しており、応募した石川県内の複数社から1社を選び、町議会12月会議に議案を提出する予定だ。

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