加賀市教委が実施している放課後学習。来年2月からは塾講師による放課後塾を開始する(同市教委提供)

  ●県内初、来年2月から

 加賀市教委は来年2月から、市内の中学1、2年の希望者を対象に進学塾講師による放課後塾を始める。今年度の全国学力テストで同市の中学3年は国語、数学とも県平均を下回る平均正答率となった。このため市教委は、学力アップの助っ人として、部活指導などで多忙の教員に代わり、民間の塾に協力をあおぐ。塾講師による通年での指導は県内初の取り組みという。

 放課後塾は市内の全6中学校で週2回、英語、数学、国語の3科目で実施する。塾講師が、希望する生徒に無料で授業の復習、予習や勉強の仕方などを指導する。学習指導要領に基づく授業ではなく、学習の補完的な位置付けとする。

 市教委によると、これまで県内の他の自治体では、高校受験前など期間限定で塾講師による講義を行った事例はあるが、年間を通じて実施するのは初の試み。

 授業の進度に追いつけていない生徒をサポートし、放課後に集まって勉強する場を設けることで家庭学習の習慣づけも図る。民間塾の指導ノウハウを活用するほか、教員の多忙化による負担増も避ける。

 今後、市内の進学塾が受け入れ団体を設立し、この団体に市教委が業務委託する形で運営する。オンラインでの指導も試行する。

 市は進学塾団体への業務委託料300万円を今年度12月補正予算案に盛り込む。今年度は2、3月に実施し、来年度は通年で行う見通し。

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