ロシア側に柔道の技を披露する生徒=能美市根上武道館

オンラインで交流する能美側(画面左)とシェレホフ側(同右)の児童生徒

 能美市は12日までに、姉妹都市であるロシア・シェレホフ市とオンラインを活用した交流事業「友情フェスタ」を始めた。コロナ禍でここ2年、相互訪問ができない中、友情を一層深めようと両市が企画し、来年1月まで計5回、スポーツや音楽など多彩な分野で画面越しに交流する。10日には第1弾として両国で盛んな柔道の交流会が開かれ、教室に通う児童生徒が技を見せ合った。

 根上武道館で開かれた交流会には能美少年柔道クラブの11人と、シェレホフのユーナスチスポーツ学校の子どもたちが参加した。

 シェレホフ市側は畳に置いたフラフープに沿って動く練習方法を紹介。指導員が「足裁きを養う練習で、ぜひ取り入れてみてほしい」と呼び掛けた。

 能美市側は山崎圭子代表が「日本では小さいうちに正しい組み手をしっかり教えている」と指導方法を伝え、生徒らが大内刈りから背負い投げなどの連続技を披露した。

 子どもたちは「週に何日練習するか」「大会はどれくらいあるか」と次々と質問し、将来の対戦を誓い合った。寺井小5年の森田有星君は「見たことのない投げ技を教えてもらったので、試合で試したい」とうれしそうに話した。

 両市の姉妹都市協定は根上町時代の1976(昭和51)年に結ばれ、能美市が引き継いだ。これまで中学生を毎年、市民訪問団を隔年で相互派遣し、文化体験やスポーツ体験で市民同士が直接触れ合ってきた。

  ●アイデア出し合い企画

 友情フェスタは訪問できない分、さまざまなジャンルで交流しようと、両市がアイデアを出し合って決めた。能美市国際交流協会が協力し、今後は市民がおしゃべりを楽しむ「しゃべロシア」やロシアふうの新年会を開く。来年1月にはシェレホフの市制60周年を記念し、中学生による音楽交流コンサートも企画している。

 能美市の中学生はロシア側に年賀状を送る予定で、市担当者は「まだ直接は行けないが、シェレホフ市民と心を通わせることを続けたい。特に小中学生にはいい思い出にしてほしい」と話した。

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