雪づりを施す業者=11日午前10時15分、金沢駅東広場

 11日の石川県内は上空に寒気が流れ込み、激しい風雨に見舞われた。金沢地方気象台は正午すぎ、加賀、能登で突風が発生しやすいとして、竜巻注意情報を出した。12日夜にかけて荒れた天気が続く見込み。

 気象台によると、9日午前2時の降り始めから11日午前11時までの降水量は、多い所で金沢173・5ミリ、宝達志水132・5ミリとなった。気象台は、加賀市、能登町、宝達志水町に大雨警報、輪島、珠洲市に波浪警報を出し、県内全域で土砂災害や低い土地での浸水、河川の増水に注意を呼び掛けている。

  ●金沢・近岡で冠水

 金沢市近岡町の市道3カ所では、11日午前6時ごろから冠水した。道路には深い場所で10センチほどの雨水がたまり、最も長い場所で約100メートルが5時間にわたって通行止めとなった。

 近岡町は近くを流れる大野川の水位が上がると水路から水があふれる。市道路管理課によると、今年度は7件の冠水が確認された。市は2年前から、水路の整備や路肩の高さを上げる対策工事を進めている。

 11日午前、悪天候の影響で小松空港は福岡発着の2便、能登空港は羽田発着の2便が40分前後遅れた。

  ●荒天避け雪づり 金沢駅東広場

 金沢駅東広場では11日、湿った雪の重さから枝を守る「雪づり」の作業が始まった。荒天のため当初予定していた鼓門前のクロマツでなく、四方が壁に囲まれた吹き抜けのライトコート(光庭)から取り掛かった。12月7日まで、公園34カ所、市道107路線の高木約550本、低木約5万7800本で作業する。

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