群馬県富岡高の生徒を歓迎する村山副市長=市内のホテル

 金沢市が誘致した今年度の修学旅行の学校数が、過去最多の90校となる見込みであることが9日、分かった。新型コロナの影響で、首都圏や関西圏を避けて金沢を選ぶ学校が増えている。市では昨年度から宿泊費や交通費の助成制度を導入しており、北陸新幹線沿線でのPR強化が実を結んだとみている。

 市によると、昨年度は新型コロナの感染状況が落ち着いていた秋ごろを中心に計40校が訪れた。今年度は特に北関東で金沢を選ぶ学校が増え、埼玉県で18校(昨年度3校)、群馬県で12校(昨年度なし)の見通しとなっている。

 市はコロナ下の宿泊事業者や交通事業者の支援につなげるため、市内に宿泊した学校を対象に、宿泊費と貸切バス利用料の3分の1を助成している。伝統文化体験の費用助成など従来の修学旅行向け支援策もアピールしてきた。

 10月には山野之義市長が群馬県でトップセールスを行うなど誘致活動をさらに強化しており、担当者は「歴史文化や伝統工芸の魅力もPRし、継続して金沢を選んでもらえるよう努めたい」と話した。

  ●群馬・富岡から高校生235人

 9日、群馬県富岡高の生徒235人が修学旅行で市内を訪れ、兼六園や金沢21世紀美術館を巡った。夕飯時には村山卓副市長がホテルを訪れ、「加賀藩と深いつながりがある七日市藩の皆さんを迎えられてうれしい」と歓迎した。

 富岡高2年の横田知哉さん(17)は「金沢と富岡は古くから交流があるので、神社や建物の造りに共通点があって興味が湧いた」と話した。10日は能登や岐阜県の白川郷などを訪れ、11日に高山市内を巡る。

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