過去2回の日展に寄せられた地元作家の意欲作に見入る来場者=27日午前10時20分、金沢21世紀美術館

 2021ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭「第6回日展石川会展」(日展石川会、北國新聞社主催)は27日、金沢21世紀美術館で開幕した。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門に、地元作家の入賞・入選作や重鎮の秀作など計125点が並び、来場者は国内最高峰の美に触れた。

 日展石川会展は、日展の金沢巡回展と交互に隔年で開催している。昨年はコロナ禍で巡回展が中止となり、今展では19年の改組新第6回日展と20年の改組新第7回日展に寄せられた地元作の一部を展示した。

 日展顧問である大樋陶(とう)冶(や)斎(さい)氏(文化勲章受章者)の第7回展出品作は、深い緑(りょく)釉(ゆう)の肌に金彩が鮮烈な逸品。第7回展で特選を射止めた石崎誠和さん(金沢市)の日本画「林檎(りんご)」は新芽を伸ばす樹木の生命力を印象的に描写している。

 地中から生じた結晶の神秘的な輝きを染色で表現し、第6回展で特選を受けた鶴見晋史さん(同)の「瞬光(しゅんこう)」も来場者の目を引いた。会期は31日まで。入場料は800円(高校生以下は無料)。

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