サクランボの高級品種「佐藤錦」を生産、販売する山形県東根市の「天香園」が「元祖佐藤錦」の名称を不正に使用され営業上の利益を侵害されたとして、「清川屋」(同県鶴岡市)と生産者に名称の使用差し止めなどを求め山形地裁に提訴したことが25日、分かった。提訴は7月30日付。

 訴状などによると、佐藤錦は大正時代に佐藤栄助氏らの品種改良により誕生、岡田東作氏が昭和初期に命名した。岡田氏の子孫が代表の天香園は1998年ごろから「元祖佐藤錦」として販売。2017年ごろから佐藤氏の子孫が作るサクランボを「元祖佐藤錦」として販売する被告の行為は不正競争に当たると主張している。

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