移動期日前投票所で投票する学生=25日午前11時50分、金沢学院大

 31日投開票の衆院選で、金沢、小松市の選挙管理委員会は25日、投票箱を積んだバスが巡行する「移動期日前投票所」の運行を始めた。金沢では日替わりで市内の6大学に出張する試みが初めて行われ、初日は金沢学院大で学生を迎えた。小松市では中山間地域の西俣町に開設され、住民が1票を投じた。

  小松は中山間地

 金沢学院大には午前11時から、市内の路線バスを活用した投票所が設けられた。車内には小選挙区や比例代表、国民審査用の投票箱が設置され、学生や教職員が、1人ずつバスに乗り込み、投票を済ませた。

 空の投票箱を確認し、1番目に投票した経営情報学部3年の石見俊介さん(21)は「いつも通う場所なので楽だった。大学での投票が広がれば、学生の投票率も上がると思う」と話した。

 26~28日は、金沢星稜大、金大、北陸大の順に、29日は北陸学院大と金沢美大に巡回する。

 小松市は中山間地の西俣自然教室(同市西俣町)で、市のコミュニティーバスを利用した移動期日前投票所を開設した。投票所が削減された地域を対象に、有権者の利便性を維持するための措置で、市では3月の市長選で導入し、国政選挙では初運用となる。

 投票所は午前9時に開設された。利用した同町の山口広子さん(84)は「今の投票所はちょっと遠くなったから、近くに来てくれると助かるね」と笑顔を見せた。午後は尾小屋町地内で開設する。26日は松岡町広場など3カ所を巡る。

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