八回の攻撃前にベンチ前で円陣を組む星稜ナインと林監督(左)=松本市野球場

 第145回北信越高校野球大会最終日(24日・長野県松本市野球場)決勝が行われ、春秋通算22度目の優勝を目指した星稜(石川1位)は敦賀気比(福井3位)に0―6で敗れた。星稜は相手の8安打を上回る11安打を放ったが、勝負所で1本が出なかった。

 星稜は、前日に147球完投のエース・マーガード真偉輝(マイキ)キアン(2年)はベンチスタートで、武内涼太(1年)が先発マウンドに上がった。武内は立ち上がり制球に苦しみ、三回は3連打と暴投で2点を失い、四回は5四死球と乱れて3点を献上した。

 打線は、前日に122球を投げたエースで4番の上加世田(うえかせだ)頼希(2年)を攻略できず、七回に永井士航(2年)、津澤泰成(同)、代打・塩士航哉(同)の3連打で無死満塁のチャンスを迎えるも好守に阻まれ無得点。最終回は八回から登板したマーガードの右前打などで2死満塁と粘ったが、代打・小川隆太郎(1年)は三振に倒れた。

 春の甲子園(センバツ)出場校を決める選考委員会は来年1月28日に開かれ、計32校が決まる。北信越は2枠で、敦賀気比と星稜の出場が確実となっている。

 ▽決勝

敦賀気比002300001―6
星  稜000000000―0

(敦)上加世田-渡辺(星)武内、中山、マーガード-佐々木▽三塁打 高見澤(敦)▽二塁打 渡辺、細川(敦)角谷(星)

 林監督「相手が一枚上」 11安打も一本出ず

 完敗だった。星稜は計11安打を放つも、あと一本が出ず無得点。守備の乱れも目立ち、林和成監督は「打線のつながりに欠けた。相手が一枚上手だった」と悔しさをにじませた。

 先発した武内は制球に苦しみ、打者27人に対し8四死球を与えた。県大会後から投球フォームを見直したが、結果を出せず「自分の力が足りなかった。もっと体を大きくして、長いイニングを投げられるようにしたい」と話した。

 春の甲子園は、今年度で退任する林監督にとって最後の大舞台。指揮官は「生徒一人一人の成長を見届けたい。センバツで勝てるチームをつくる」と気持ちを切り替え、主将の佐々木優太は「冬の間に一回りも二回りも大きいチームになる」と誓った。

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