高岡市佐野の選挙事務所近くで行われた出陣式では、約70人(陣営発表)が勝利に向けて結束を誓い合った。坂本候補は「さまざまな差別や賃金格差をなくすため、市民と野党と共同の闘いを広げに広げ、新しい日本を切り開いていく」と訴えた。

 上田俊彦党県委員長が「古い自民政治を変えたいと思う人は、こぞって坂本さんに投票してほしい」と語った。党女性後援会を代表して松田理恵子さん、高道俊彦オールとやま県民連合共同代表、島村進社民党県連合代表、津本二三男県議が激励し、髙﨑昌志れいわ勝手連とやま副代表のメッセージが代読され、瘧師浩元選対本部長の発声でガンバロー三唱した。

 坂本候補は高岡、射水両市で街頭に立ち、支援を呼び掛けた。

 【横顔】専業主夫の経験糧に

 出馬表明以降、派遣労働者の30代男性から「このまま自民政治が続けば自分の未来は暗いままだ。助けてほしい」と激励の電話を受けた。「野党共闘の政権をつくっていこうという流れに、コロナ禍で困窮する人々の願いがかみ合ってきた。政権交代しかない」と強調する。

 両親とも共産党員で、幼少時は母に手を引っ張られて署名活動に取り組んだ。井波町議を務めた父の影響で、中学時に党の核廃絶の主張に共鳴し、政治の道に入った。1男2女の父で長女が2歳時の19年前、医師の妻美和さんの研修に同行して9カ月、大阪で「専業主夫」を経験。働く女性の苦労を実感したことが、夫婦別姓の訴えに血を通わせている。

 温厚な語り口で冷静沈着な印象だが、井波高野球部時代は中堅手3番打者として活躍した熱血漢だ。「日本学術会議への人事介入、桜を見る会などの不正問題にメスを入れない政治に未来はない」。議席奪取の熱い思いを胸に、国政、県議選を含めて9度目の選挙戦に挑む。

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