とほ活のモデルコース案を話し合う生徒=富山商高

 富山商高流通経済科の3年生9人が、富山市民に歩くライフスタイルを促す市の事業「とほ活」と連携し、モデルコース作りに乗りだした。若者目線で地域の課題を洗い出し、高齢者の健康増進やまちなかのにぎわい創出につなげる。モデルコースは来年1月までに市への提案を目指し、360度撮影可能なカメラで撮影し映像に記録して公開する。

  来年1月市に提案

 「とほ活」は、市が2019年11月に開始したスマートフォンアプリを活用したポイント付与事業。歩数や公共交通の利用実績などで獲得できるポイントに応じて利用者に賞品を贈り、楽しみながら歩くライフスタイルへの転換を促している。

 モデルコース作りは、富山商高の地域課題の解決を考える研究授業の一環で取り組む。「とほ活」担当の市職員、富大大学院教職実践開発研究科の林誠一教授がアドバイザーを務める。

 同校では19日、生徒がコース案について意見を交わした。

 丹波愛実さんは、市角川介護予防センター(星井町2丁目)を起点に、近くの公園を巡るコースを提案。同センターを利用する高齢者に軽運動を促す狙いを説明し「無理なくウオーキングできるようルートを考えた」と話した。若者向けに市中心部の観光スポットを巡る案なども示された。

 生徒同士で議論を深め、11月中旬ごろに実地調査を行う。富大の協力を受け、360度撮影可能なカメラを回しながらコースを歩き、場所や道順を分かりやすく提示する。道路状況や交通量などを調べて安全面を確認し、住民へのインタビューも行う。

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