19日、独北部イツェホーの裁判所に出廷した96歳の女性被告(AP=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ北部イツェホーの裁判所で19日、第2次大戦中にナチス・ドイツの強制収容所でユダヤ人ら約1万1千人の殺害に関与したとして、殺人ほう助罪に問われた収容所の速記タイピストだった女性被告(96)の公判が始まった。裁判所などによると、当時10代後半で、所長が出した収容者の移送、処刑命令などを繰り返しタイプした。

 ドイツでは2011年、強制収容所で看守などとして勤務していたことを証明すれば殺人ほう助罪が成立する判断が下され、90歳以上の男性被告らの裁判が続く。ただ女性に対するケースは近年なく、注目が集まっていた。

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