【富山商ー都市大塩尻】五回表、富山商1死二塁。岩城が適時三塁打を放つ=長野県諏訪市のしんきん諏訪湖スタジアム

 第145回北信越高校野球大会第2日(17日・長野県松本市野球場ほか)準々決勝4試合が行われ、富山県勢で唯一1回戦を勝ち上がった富山商は東京都市大塩尻(長野2位)に4―3で競り勝ち、4年ぶりの4強入りを果たした。

 富山商は2点を追う五回、先頭の齊藤拓斗(2年)が中越え二塁打、1死後に岩城幌大(同)が右越えの三塁打を放ち、1点を返した。竹田哩久(1年)と福田慎之介(2年)もヒットで続き、計3点を挙げて逆転した。

 六回にも打線をつなげ、1死三塁から山本彩斗(2年)が決勝打となる中前ヒットを放った。その裏に1点を返されたが、先発の前田隼弥(2年)が危なげない投球で逃げ切った。

 富山商は23日の準決勝で、星稜(石川1位)と対戦する。

 ◇準々決勝▽しんきん諏訪湖スタジアム

富 山 商000031000|4
都市大塩尻020001000|3

(富)前田―髙田(都)今野、三澤―山田▽三塁打 岩城(富)清水み(都)▽二塁打 齊藤、毛利(富)山岸(都)

  エース前田、尻上がり完投

 降雨で試合開始時間が遅れ、球場が冷え込む中、ナイターに及んだ一戦。富山商のエース前田が尻上がりに調子を上げて完投し、チームを勝利に導いた。

 序盤は寒さで制球に苦しんだ。二回に二塁打と内野安打を許し、失策が絡んで2点を先制された。しかし、「生命線のカーブが良かった。味方がエラーしても、走者が出ても落ち着いていられた」と崩れなかった。

 七回以降は球威が落ちたものの、「相手が盛り上がるほど冷静になれて、後半が特に楽しかった」と三塁を踏ませなかった。

 次の相手は昨秋の1回戦で0―17のコールド負けを喫した星稜。4番に座る背番号1は「借りを返せるよう向かっていく」とリベンジへ気持ちを高ぶらせた。

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