町の和菓子処が生んだ和製トレンドフード
1958年創業の和菓子店「つば屋」。常連客も多い地域密着店ですが、今年、販売を開始した新商品がSNSで話題を呼び、今では若者がこぞって訪れるといいます。

能登栗の和リトッツォ580円 9月下旬~栗の時期が終わるまで
近年一大ブームの「マリトッツォ」。3代目・中田敬祐さんはその流れを汲(く)んで、はちみつたっぷりのどら焼き生地を使った「和リトッツォ」の開発に挑戦しました。秋の一押しは能登栗を使ったもの。栗の甘さだけで作られたマロンクリームと、ほっくりとした渋皮煮がアクセントの一品です。洋菓子のような見た目ですが、口の中で和菓子のほっとする味わいが広がります。
地産地消を打ち出したり、医療従事者への募金ができる商品を始めたりと常に新しいことに挑戦する中田さんは、「若い人に和菓子をより知ってもらうために今後も広い視野で和菓子作りに取り組みたい」と話しています。

3代目 中田 敬祐さん
東京・表参道の和菓子店で新しいことを取り入れる和菓子作りを学んだ中田さん。「農菓プロジェクト」で農家さんの熱意に感銘を受け、地元食材を使った商品を多数手がけています。
東京・表参道の和菓子店で新しいことを取り入れる和菓子作りを学んだ中田さん。「農菓プロジェクト」で農家さんの熱意に感銘を受け、地元食材を使った商品を多数手がけています。
[Shop Data]
金沢市松村5-1
電話076-268-2718
営/8:00~18:30
休/木曜
Instagram @tsubaya_wagashi
※営業時間や定休日は、ホームページなどで最新情報をご確認ください。(価格はいずれも税込み)
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