実況見分が行われた火災現場。焼け跡には花が手向けられた=13日午前11時25分、白山市北成町

 12日未明、白山市北成町の岩岡光治(みつじ)さん(66)方を全焼し、焼け跡から4人の遺体が見つかった火事で、白山野々市広域消防本部は13日、全焼した隣家を中心に引き続き実況見分を行った。岩岡さん方では同日朝から、知人や近隣住民が花束などを手向け、亡くなった4人の冥福を祈った。

 実況見分は午前10時から行われた。隣家は岩岡さん方に接する2階西側の居室の燃え方が激しく、この周辺から火が燃え広がったとみられることが分かった。

 献花に訪れた40代男性は「住人の方と面識はなかったが、近所で4人もの方が亡くなるなんて信じられない」と沈痛な面持ちで手を合わせた。北成町の高桑日出夫町内会長は「住民にもショックを受けている人がいる。眠れなくなったり、体調を崩したりしないだろうか」と案じた。

 白山署によると、4人の遺体は損傷が激しく、年代や性別などが特定できていない。同署は連絡の取れない岩岡さんと60代の妻、いずれも20代の長女と次女とみて身元の特定を急ぐ。

 火災は12日午前2時35分ごろに発生。隣家を全焼したほか、6棟に延焼し、約2時間半後に消し止められた。

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