石川、富山両県は11日、輪島市ののと里山空港ターミナルビルで知事懇談会を開く。両県知事による懇談は2月に高岡市で開催して以来。今回、谷本正憲知事がホスト役となり、新田八朗知事のルーツがある輪島を会場に選んだ。新型コロナ対策や北陸新幹線の整備促進、広域観光の推進などをテーマに協議する。

 懇談に先立ち、両知事は県輪島漆芸美術館を訪ね、石川が誇る輪島塗の技に触れる。ターミナルビルも視察し、能登空港を中心とした奥能登地域の活性化について谷本知事が紹介する。

 輪島市は新田知事の父方の祖父、新田與一(よいち)氏の出身地。「新田與一伝」によると、與一氏は明治期に輪島で電灯会社の経営に参画した。その後、富山に移住してガス事業に携わったという。

 こうした経緯から新田知事を初めて石川に招く懇談会の会場に輪島を選んだ。

 両県知事の懇談会は、谷本知事と石井隆一前富山知事との間では長期間開催されていなかった。昨年11月の新田氏の知事就任がきっかけとなり、今年2月に約7年ぶりに懇談会が開かれていた。

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