空き家の前で略式代執行を宣言する職員=立山町宮路

 立山町は29日、空き家対策特別措置法に基づき、同町宮路にある築100年以上の木造平屋建て家屋と土蔵造り2階建ての倉庫の略式代執行を始めた。倒壊の恐れがあり、生い茂る樹木も生活環境に悪影響を及ぼしており、10月下旬までに解体を完了させる。

 町によると、空き家の所有者は既に亡くなり、親族も相続を放棄。昨年12月に特定空き家に認定された。屋根や外壁の一部の脱落で内部が風雨にさらされて柱などの腐食が進み、動物のふん尿で悪臭も発生していた。町が略式代執行で空き家を撤去するのは昨年に続き2例目となる。

 安川哲二建設課長が空き家の前で代執行を宣言し、作業員8人が家屋を囲むように生い茂る樹木の伐採を始めた。重機が入るスペースを確保した後、家屋の解体に取り掛かる。費用は約400万円で、5分の2を国の補助金で賄う。

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