国連安全保障理事会の会合で演説する中満泉事務次長=27日、米ニューヨーク(国連提供・共同)

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は27日、核爆発を伴う全ての核実験を禁止する包括的核実験禁止条約(CTBT)についての会合を開いた。国連で軍縮担当上級代表を務める中満泉事務次長が演説し「CTBTは核軍縮に不可欠な要素だ」と強調、各国に対して条約発効に向けた努力を訴えた。

 CTBTは185カ国が署名しているが、米国や中国など8カ国が批准せず未発効。中満氏は「近年、核兵器の近代化など憂慮すべき傾向が見られる」と指摘し、核保有国間の関係も悪化しているとの認識を示した。

 会合は、CTBTの国連採択から今月で25年の節目となったのに合わせて開かれた。

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