金沢市の新型コロナワクチン集団接種で希釈用の生理食塩水のみを誤って接種した問題で、同市は27日、生理食塩水の接種者を特定するために行った抗体検査の結果を公表した。抗体の値が検査を受けた人の平均より著しく低い8人に誤接種の可能性があり、対象者には再度接種を促す。

 誤接種のあった2日に接種を受けた297人のうち検査を希望した285人を採血し、専門機関で抗体値を分析した。再接種を勧奨した8人よりも抗体値が高いが、平均値を下回っている17人に再検査を促す。

 市によると、ワクチンを接種しても抗体値があまり上昇しない体質の人もおり、生理食塩水のみを接種したのが何人だったのかは分かっていない。

 誤接種は2日に市役所第2本庁舎で行われた集団接種終了後、未使用のワクチン原液1瓶が見つかり、判明した。市ワクチン接種実施本部の担当者は「備品の管理や接種手順の確認を徹底し、再発防止に努める」と話した。

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