新型コロナに対する県独自の警戒レベル引き下げについて会見する新田知事=富山県庁

 富山県は22日、新型コロナウイルスに対する県独自の警戒レベルを27日午前0時に昼夜問わず不要不急の外出自粛を求める「ステージ3」から「ステージ2」に引き下げると発表した。県内の感染状況の改善を受けた措置で、27日以降も現況が続けば10月4日に行動制限を求めない「ステージ1」に移行する。

【関連記事 強い制限「長くせず」】

【関連記事 通常営業「待ちわびた」】

 ステージ2への移行に伴い、県内全域の飲食店に対する時短要請は当初予定していた30日から4日間繰り上げて26日に終了する。要請に応じた店舗に支払う協力金は14日間分を支給する。早期支給分は27日まで受け付け、本申請は10月4日から受け付ける。

 27日からは1枚2千円分を千円で販売するプレミアム宿泊券をコンビニでも取り扱うなど、県民向けの観光キャンペーンを全面的に再開する。「Go To イート」の食事券の販売も27日から再開し、「とやま地産地消飲食店利用ポイント制度」の共通食事券とともに店内での利用自粛呼び掛けを終了する。イートの食事券の販売期間は10月15日まで、利用期間は11月30日までそれぞれ延長。臨時休館を続けていた県営施設48施設は一部を除き、27日から開館する。

 ステージ2では、夜間の外出時における2時間以上の会食自粛を求める。感染防止対策を徹底していると県が認証した「県新型コロナ安心対策飲食店」の利用を推奨し、同居家族以外での会食は4人以下で、日中でも短時間で済ませるよう呼び掛ける。全国的に感染状況が落ち着くまでは、県外との往来は極力控えるよう求める。富山市内の飲食店や結婚式場などに対するカラオケ設備の利用自粛要請は解除する。

 県独自の警戒レベルは8月5日に最低の「1」から「2」、同16日に「2」から最高の「3」となり、同20日~9月12日には「まん延防止等重点措置」が富山市に適用された。重点措置終了後も警戒レベルは「3」を継続し、県内全域の飲食店に対する時短要請を30日まで延長していた。

 一方、新型コロナ患者の入院者数などステージを判断する指標の数値は今月15日から全4項目が「3」の基準を下回り、1週間が経過した。新規感染者数も16日から7日連続で1桁となった。9月27日以降も1週間続けて判断指標の数値が全項目で「3」の基準を下回れば、10月4日午前0時に「1」に移行する。

 県庁で会見した新田八朗知事はステージ移行後も緊張感を持ち続けることが大切とし「うつさない、うつらない行動の徹底をお願いします」と呼び掛けた。

無断転載・複製を禁じます