解体工事が進む旧イオン御経塚ショッピングセンター=野々市市御経塚2丁目

複合商業施設の完成イメージ

 イオン御経塚ショッピングセンター(野々市市御経塚2丁目)跡地で、ホームセンタームサシを運営するアークランドサカモト(新潟県三条市)が家電大手ヤマダホールディングス(HD、群馬県高崎市)と連携し、新たな複合商業施設を出店する。異業種コラボによる大型店には「住」に特化した数多くの商品を取りそろえ、近隣のイオンモール白山とのすみ分けを図る。2023年の開業を目指す。

  23年に開業へ

 アークランドサカモトによると、ホームセンターと家電量販店が連携して商業施設を開発・運営するのは国内初となる。22~24年にかけて野々市市に加え、都内や大阪府などで5店の出店を計画している。

 イオン御経塚の跡地には、ホームセンタームサシや家電量販店のほか、スーパーや住宅展示場を設ける。レストランなど専門店街の建設も想定する。

 「住」をテーマに、生活関連の商品を取り扱い、専門的な知識を持つ従業員がより便利な暮らしを提案する。

 屋上には太陽光パネルを設置し、店舗全体の消費電力の3割削減を目指す。地域の防災拠点として、非常用自家発電装置や給水設備も設け、住民の安心安全につなげる。

 出店予定地から西へ約1・4キロ離れた白山市横江町では、イオンモール白山が7月19日にオープンした。アークランドサカモトの担当者は「新たな施設は『住』のカテゴリーがメインとなる。イオンモールと切磋琢磨(せっさたくま)して地域の皆さんに役立つ施設を目指していく」と話した。

 これに対し、イオンモール(千葉市)の担当者は「他社の出店についてはコメントできない」としている。

  地元住民に期待感

 イオン御経塚ショッピングセンター跡地での出店計画に、地元住民は期待を寄せ、一日も早い開業を心待ちにした。御経塚まちづくり会の大脇豊会長は「あの場所は地域の発展をけん引してきた御経塚の核だ。未来を見据えたまちづくりにつながるものになってほしい」と述べた。

 白山市松任商店街連合会の乙村貴正会長は地元商店街に与える影響はほとんどないとした上で「他の商業施設を含め共存できることが望ましい」と話した。

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