好評を得ているラベルなしのペットボトル飲料=高岡市の北陸コカ・コーラボトリング本社

 北陸の飲料関連各社は、ペットボトルに商品名などのラベルを付けない「ラベルレス」の飲料を充実させている。北陸コカ・コーラボトリング(高岡市)は昨年春以来5品目を投入し、「ニットービバレッジ」(富山県朝日町)も今年6月から通販限定でお茶の販売を始めた。環境意識が高まる中、プラスチック製のラベルを付けない「脱プラ」の流れが加速している。

 ボトルにプラスチック製のラベルを付けない代わりに、まとめ売りの段ボール箱や紙のケースなどに商品名や原材料を記載している。

 北陸コカは、ボトルの表面にロゴマークをしるした「い・ろ・は・す天然水ラベルレス」(560ミリリットル、24本入り)をオンライン限定で販売している。担当者はペットボトルを捨てる際にラベルをはがす手間も省けるとし、「特に環境意識の高い若い世代に選ばれている」と手応えを語る。

 天然水の売れ行きが好調だったことから、お茶や炭酸水、スポーツドリンクのラベルなし商品もそろえた。アルビス(射水市)や大阪屋ショップ(富山市)での試験販売を始めている。

 北陸コカは砺波市の工場でペットボトルの成型から飲料の充塡(じゅうてん)までを行っている。ラベルを生産しない分、燃料などを抑制でき、結果として二酸化炭素排出量の削減につながるという。

 黒部川の伏流水を利用しているニットービバレッジでは、6月からルイボスティーなど8品目(500ミリリットル、24本入り)の箱入り商品を販売している。広報担当者は「ラベルなしの方が好まれる印象がある」と話した。

 機能性食品飲料やミネラルウォーターを製造する五洲薬品(富山市)の担当者は「ラベルなし商品は設備面の準備が必要で、導入するかどうか検討したい」と話した。

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