昨年8月、高岡市石瀬のアパートで知人女性の首を絞めて殺害したとして、殺人罪に問われた無職福冨将史被告(44)=射水市あおば台=の裁判員裁判論告求刑公判は15日、富山地裁(細野高広裁判長)であった。検察側は懲役18年を求刑し、弁護側は懲役10年が相当とし、結審した。判決は17日に言い渡される。

 検察側は論告で、被告は就寝中の会社員清水史子さん=当時(47)=の首にひもを巻き付けて少なくとも3分程度引っ張り続けたとして「卑劣な犯行」と批判した。不倫関係にあった清水さんとの関係を解消できず殺害を決意したという動機は身勝手だと断じた。

 弁護側は最終弁論で、被告は穏やかな性格だったため、「清水さんから離婚を求められても断り切れず、精神的に追い詰められていた」などと主張し、情状酌量を求めた。殺害の計画性はなかったと主張した。

 被告は最終意見陳述で「ご遺族に多大なご迷惑をお掛けした。本当に申し訳ございません」と述べ、深く頭を下げた。

 起訴状によると、被告は昨年8月15日、会社員清水史子さん=当時(47)=の首をひもで絞め、殺害したとしている。

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