五箇山民謡の保存会関係者にインタビューする金大生=南砺市上梨の村上家前

 金大地域創造学類の学生3人は14日、南砺市上梨で講義の一環として五箇山民謡の保存会関係者らにインタビューし、観光資源としての民謡の価値に理解を深めた。同所では例年9月の「こきりこ祭り」の舞台競演会が今年、コロナ禍(か)で中止に。実行委員会は踊りの動画配信を予定しており、この動画に金大生のインタビューの様子を加え、彩りを添えることとなった。

 地域創造学類観光学・文化継承コースの齋藤有芽さん、福田美有さん、髙木美初さん(いずれも2年)が、観光学インターンシップとして五箇山民謡と観光について調査した。

 国重要文化財の村上家の前では、越中五箇山民謡保存会の山本幸夫会長(72)と、越中五箇山こきりこ唄(うた)保存会の岩﨑喜平事務局長(71)が学生3人の質問に答えた。

 山本会長は、受け継いできた五箇山民謡が変わらないよう技術の維持に努めていることや、小中学生、高校生に指導していることを説明。「五箇山観光は民謡を合わせた総合的なもの。民謡の比重は高く、絶対になくしてはならない」と思いを語った。

 岩﨑事務局長は五箇山について「縄文時代の遺跡があるなど、古くから安定して山の中で暮らしてきた地域であり、古い文化が残っている」と紹介した。

 こきりこ祭りの舞台競演会は25、26日に予定されていたが中止となり、実行委員会は26日に動画配信サイト「ユーチューブ」で、白山宮での奉納舞など過去の踊り映像を発信する。この動画に、金大生3人によるインタビューの様子を織り交ぜる。

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